キッチン収納実例・千葉県A様

こんにちは。

room stylist・整理収納アドバイザーの鈴木亜弥です!

ご覧いただきありがとうございます。

千葉県にお住まいのお一人暮らしのA様の実例です。

将来はキャンピングカー生活に憧れているとお話しして下さってモノを手放してスッキリしたいとご依頼を頂きました。

目次

キッチンBefore→After

お一人暮らしのお部屋ですがキッチンが独立されていて広めのスペースがありシステムキッチンの反対側には無印良品のラックを設置されていました。

A様は身長が150㎝ない位なので高い場所は使いづらい為

収納ケースを使っていましたが、中が見えない収納用品を使っていたので

何が入っているか、イマイチ把握出来ていなかったご様子でした。

分かりやすい収納用品の選び方とは?

Before

無印良品のラックのモノをまず、全部取り出し要不要を分けていきました。

ここで気づいた事が、上から2段目の収納ケースは中が見えないカゴで

下の棚にある収納ケースは半透明の物を使用していました。

A様は身長が低いので下段のモノは確認しやすいですが

上段は取り出さないと中が把握出来ないので、中が見えないと取り出すのが面倒くさくなり

どんどん詰め込んでしまっているのではないかと感じました。

1番上の棚は届かない為、ほとんど使っていないものを置いていらっしゃいました。

この事から、上段に使う収納ケースは半透明のモノ。下段には中が見えなくてもよいカゴにする事にしました。

After

下段で使っていた高さが低いケースにする事で、高い位置でも何が入っているか見て分かるようになりました。

1番使うお薬やサプリメントは1番手前にしてすぐ取り出せるようになっています。

スッキリおしゃれにするなら、見えない方が良いと思いますが

お薬など飲み忘れたら困るモノは視界にすぐ入ることが重要だと思います。

自分にとっての気持ちが上がる場所を必ず作る

次に分別していくと紅茶などの飲み物が多くA様にお聞きしましたら

毎日在宅で仕事をしていると、休憩に飲むモノを選ぶのがとても楽しみだとお話しして下さいました。

お一人暮らしにしては数が多いのですが、A様のとって必要なモノは無理に減らす必要はないと思います。

賞味期限切れを確認しつつ、種類別さらに期限順に並べて納めました。

飲み物コーナーを1番取り出しやすい3段目右側に作りいつでも好きな飲み物を選べるような場所を作りました。

片付けを始めると『捨てハイ』という言葉を聞く事がありますが

モノを捨てることが楽しくなり「捨てる事」が目的になってしまい捨てる基準を見失ってしまう危険があります。

本来の『必要なモノ、大切なモノを残す』という目的を忘れてしまうと

捨てなければ良かった!と後悔してしまう事になります。

そうすると『モノを手放す』行動がますます出来なくなる事になりかねません。

そうならない為にも、自分にとって気持ちが上がるモノや行動は何なのか?を知る事がとても大切になっていきます。

自分で考えるとなかなか気づかない事もあるので、ぜひ整理収納アドバイザーと一緒にお話しする事で

自分でも気づかなかった基準を見つける事が出来ると思います。

興味があまりないモノは買い直せるなら最低限まで減らしてみる

次に食器の見直しを行いました。

元々事前に減らして頂いていたので用途別に上から4段目に全て収まりました。

上段に使っていた中身が見えないカゴはこちらに使い、色々なデザインの食器がごちゃごちゃして見えなくなりスッキリしました。

特に食器のこだわりがA様になかったのでお客様用の食器は必要ないとお考えでした。

その為このカゴに収まる量にまで減らし、どうしても必要なら紙皿で代用したり買い足すことを検討することになりました。

このようにご自分のにとって、あまり興味のないモノやいつでも買い直せるなら

最低限まで減らし心地よい量を探ってみることも大切です。

捨てられない原因の一つに「失敗したくない」と思うことはありませんか?

誰でも後悔はできるだけしたくありませんよね!

ですが行動してみないと分からない事でもあるので

興味のないモノから量を減らしてみる事をオススメします。

沢山あるモノから悩んで選ぶことは皆さんが思っている以上に時間と労力を使っています。

その時間が減ると快適になる事をぜひ体験してもらいたいと思います。

仕組みがないと取りづらい収納に

次はキッチンの開戸です。

開き戸の収納の中は棚がない事が賃貸では多いと思います。

A様のキッチン収納もまさにコンロ下は大きな収納で棚がない為鍋が置きづらくなっていました。

100均の折り畳みのラックを購入したものの、上手く使えなかったと仰っていました。

お鍋などの数は元々少なく、今後もモノを減らしたいとの事だったので

新たな棚は購入せずお手持ちの収納用品を使って納めていきました。

調味料などは直置きになっているので奥のモノは取り出しにくそうです。

タッパーは高さのある引き出しに入っているので出し入れが面倒そうな印象でした。

使っていなかった100均のラックを使い小さめの鍋や、置き場所にお困りだった使用頻度の高い水筒の定位置を作る事ができました。

用途別に細長い収納ケースを使って調味料を入れる事で引き出して奥の調味料も取り出しやすくなりました。

逆に収納ケースに入っていたスプレーボトルはすぐ使えるように手前に直接置きました。

ケースに入れた方が使いやすいモノと直置きにした方が良いモノがあるので

置きやすさ<取り出しやすさを重視すると、どちらが適切か見えてくると思います。

吊り戸棚が届きづらい場合は

背の低いA様が使いづらい収納が吊り戸棚です。

1番下は何とか手が届くので収納ケースに入れず取り出しやすさを意識して納めました。

上段はほとんど使っていないカセットコンロやサイフォン

下段はレシピ本、ジップロックを容器をカットして、引き抜いてすぐ取れるようにしました。

A様はジップロックより保存容器を頻繁に使用するとの事だったので、高い位置ですが使用頻度の低いジップロックはこちらに納めました。

ダンボールからはすぐ取り出す

次に奥のカラーボックと置きっぱなしの飲料水を片付けます。

ダンボールが置いてある為にラックの左下が使えなくなっていたので、こちらの場所を飲料水置き場にしました。

ペットボトル品はネットでまとめ買いされるとの事なのでココに置ける数で管理するようにお話ししました。

ビニール袋も同様に引き出しの中に収まる分だけにし床置きがなくなりスッキリしました。

ダンボールは虫が付いていることもあるので出来るだけすぐ出しておく方が安心です。

最初の手間を頑張ると快適な暮らしを継続できると思います。

初めは面倒くさいと思いますがぜひ、習慣づくように行動してみて下さい!

余白を作る

次のカラーボックスは用途が明確ではなかったので高さが合わないレシピ本や山積みになった乾物が置いてありもったいない空間が出来ていました。

こちらは常温の調味料やストック、乾物も賞味期限切れを確認してよく使うモノに厳選しました。

上に置きっ放しだった薬もラックに集約出来た為、料理の盛り付けができたり食材の一時置きに活用する事が出来るようになりました。

このように作業スペースとして、物がないスペースを作る事がキッチンは特に大切です。

同じ料理を作るにしても、作業スペースがあると家事の時間が大分短縮できます。

無駄な時間をなくして、趣味の時間や家族との時間を増やせると心の満足に繋がると思います!

まとめ

いかがでしたか?

全体的にはモノはあまり多くないA様ですが、使いにくいとおっしゃっていた場所が改善できたと思います。

  • 高い位置になる程見やすくする為に透明や半透明の収納品を使用する。
  • 自分にとって気分が上がる場所を作ると片付けのモチベーションが上がる!
  • 思い入れのないモノや興味が低いモノは最低限の量まで減らし心地よい量を見つける練習をしてみる。
  • 大きいスペースはラックを使用して空間を無駄なく使えるように工夫する。
  • ダンボールの床置きを無くすために購入したらすぐ取り出す習慣を身につける行動をする!

何か参考になったら嬉しいです。

キッチン収納の実例でした。

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執筆者

Aya Suzukiのアバター Aya Suzuki 整理収納アドバイザー

monotoa代表の鈴木亜弥です。ルームスタイリストプロ/整理収納アドバイザー1級を取得し、おうちの動線を意識したお片付けサービスを行っています。

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